渋谷マルシェに参加してきたよ

 2020年9月に開催された、渋谷キャスト【ONEマルシェ】に出店しました。野菜や果物には、過剰な食塩の排泄を助ける、カリウムが豊富です。平均的な日本人のカリウム摂取量は1日2000 mgといわれており、推奨される3500 mgの摂取にまだまだ届きません。美味しい果物をテレメディーズのスタッフが手売りしつつ、高血圧ケアの大切さを伝えます!

渋谷でマルシェに出店したよ

体に良い果物をテレメディーズスタッフが手売り


 こんにちは。今日も今日とて血圧を考える、テレメディーズの谷田部です。さて、今日はマルシェイベントに参加した報告です。



 くだもの王国福島のもも、りんご、果物ジュースに加え、降圧効果が期待されるオレンジを乾燥したドライフルーツを、血圧計片手に販売しました。みなさん、「果物屋がなぜ白衣を着ているのか不思議でした」とのこと。話をしないと趣旨が伝わりませんでした。あたりまえか。

福島県南相馬市のフルーツ専門店やまさんとコラボ

 東日本大震災からもうすぐ10年。まだまだ更地のままの沿岸部を残しつつも、完全復興を目指して今なお、被災地の皆さんは希望を胸に暮らしています。そのシンボルとしても一度は聞いたことがあるであろう南相馬市に、フルーツ専門店やまさんはあります。

 やまさんは、戦後間もない1947年に山三商店の屋号で創業。当時は現在のように農業技術も発達しておらず、温室栽培や貯蔵技術も普及前だったため、新鮮なフルーツを手にするのは困難でした。現在のように、リンゴやミカンを1年を通じて食べられるなどということは考えられない時代。その様な中、山三では、季節に左右されない加工品「パインのアイスキャンディー」を製造販売し大人気を博したそうです。

 2006年には3代目の店舗に改装。「フレッシュフルーツやまさん」として再スタートします。



 まもなく、東日本大震災を受け一時は全事業の休業を強いられますが、以降、全国の皆様からの温かい支援により徐々に業績を回復。2013年10月には店舗の全面改装を行い1F専門店内に「fruit juice bar yamasan」を新設し、フルーツジュースの販売と、生フルーツゼリーの製造販売を再開し、好評を博しています。



 今回テレメディーズは、その摂取不足によって健康寿命に影響を与えている果物をきっかけに高血圧を考えるふれあいの場を作るため、やまさんとコラボし、渋谷Oneマルシェに出店しました。

高血圧対策として重要なカリウム摂取

カリウムは、ナトリウム(食塩)の排泄を助けます

 カリウムはナトリウムを体外へ出しやすくし、血圧が上がるのを抑制する効果を持つミネラルです。日本高血圧学会は、血圧が高い人に対し、減塩に加えて積極的にカリウムを取るように勧めています。下の図のように、野菜と果物全般に多くなっています。



 減塩とカリウム摂取に関しては、こちらの記事も参考にしてください。

DASH食ってご存知ですか?(美イ - DASHと呼んでますw)

 皆さんは、DASH食をご存知でしょうか?DASH( Dietary Approaches to Stop Hypertension)食とは、飽和脂肪酸を減じつつ果物や野菜からカリウムを積極的に摂取する食事法です。更に減塩を組み合わせることにより、最大で7 mmHg程度の降圧効果が得られたとのこと。すなわち、↓(減塩)+↑(カリウム増)+DASHを入力することによって、昇竜拳かの如く強力な抗高血圧技を繰り出せるのだー!(ストIIネタで古くてすいません。)これぞまさに、きれいな体を作るⒷ(美イ)DASHです^^


今後もマルシェに出没予定 Check it out!!

 またマルシェに出店する際には、HPやこちらのブログでお知らせします。クリニックやビデオチャット以外でリアルに健康を語るチャンス!お待ちしております。

谷田部 淳一

この記事の監修

谷田部 淳一

医師・医学博士・高血圧専門医・内分泌代謝科専門医・指導医 一般社団法人テレメディーズ代表理事 高血圧診療のデジタル化を推進。ところが前のめりになりすぎて、マルシェで果物を売っていたりする。高血圧の総合商社になれたらいいなと思う今日この頃。

医師・医学博士・高血圧専門医・内分泌代謝科専門医・指導医 一般社団法人テレメディーズ代表理事 高血圧診療のデジタル化を推進。ところが前のめりになりすぎて、マルシェで果物を売っていたりする。高血圧の総合商社になれたらいいなと思う今日この頃。

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