メディカル
ユニット紹介

人生100年時代といわれるようになり、ますます健康寿命の意義が増しています。健康寿命に最も影響を与えるのは高血圧症です。痛くもかゆくもないため、つい受診や治療が遅れがちになる高血圧症ですが、厚生労働省の調査では、40歳以降の男女が最も気にしている疾病は高血圧であるとのことです。忙しい方々でも、気になる高血圧とうまくお付き合いすることが出来るよう、従来型の診療では解決しえない高血圧診療のニーズにマッチするようなサービスのデザインに努めています。

これまで、本態性高血圧および二次性高血圧の診療および基礎研究、臨床研究に携わってきました。血圧は単なる血管内の圧力ですが、手軽に測定することができ、心血管病のリスクを鋭敏に反映します。多忙であるがゆえ自身の健康を後回しにしがちな現役世代や子育て中の若い方でも、家庭で血圧を測定し管理し続けることで不要な合併症の多くを未然に防ぐことができると考えています。最新の技術を有効に活用し、継続的な血圧管理のお手伝いができれば幸いです。

東京女子医科大学病院の看護師として務めている間、高血圧の精査をする方やその合併症が重症化した方などを見てきました。そこで、一次予防の大切さに気づくことができました。病院に通うことをやめてしまった患者さんや、高血圧に気づいていながら受診できない患者さんにも治療を続けやすい環境や情報を提供し、手助けさせていただきます。

歯科診療所に勤めている際に、口腔の健康から全身の健康について学んできました。特に生活習慣病(歯周病や高血圧など)については、他人事と捉えている方が多く、自己管理ができていない方を見てきました。効率的な医療のかかり方で高血圧治療に臨んでいただくことにより、自分自身で健康を管理し元気に生活が送れるようサポートしていきたいと思います。