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2020年04月06日

新型コロナウイルス感染症拡大防止に向け高血圧オンライン診療の支援を拡充いたします

一般社団法人テレメディーズ（代表理事谷田部淳一、所在地：東京都千代田区、以下：テレメディーズ)は、ポート株式会社（代表取締役社長春日博文、本社所在地：東京都新宿区、以下：ポート）と連携し、高血圧診療を中心に初診から始めることができるオンライン診療を、提供する環境の準備が完了したことをお知らせいたします。

背景と概要

現状、新型コロナウイルスの感染拡大が進んでおり、通院患者だけでなく医療従事者間においても感染の広がりを見せております。医療従事者への感染拡大は、必要な医療サービスの提供を阻害する可能性があり、院内クラスター発生の防止が世界的な新型コロナウイルス感染拡大阻止における重要なポイントの一つでもあると言われております※。

そのような中、政府は、新型コロナウイルス感染拡大防止策の一つとして、オンラインや電話診療について受診歴のない患者＝初診の患者への実施も容認する方針（以下：当方針）であるとした報道がされております。

ポートは2015年からオンライン診療サービス「ポートメディカル」を提供開始以来、かねてより初診からのオンライン診療を実施することの有効性について、規制改革委員会等で提言しており(※1)、オンライン診療の普及に向けて継続して準備を進めて参りました。

また、東京女子医科大学との都市型遠隔診療（※2）、宮崎県日南市や西米良村との無医地区診療等（※3）、様々なオンライン診療の活用方法を研究しております。

2019年5月には東京女子医科大学との共同研究が完了し、高血圧治療においては”非対面型の遠隔診療（＝オンライン診療）による治療が従来の診療に比して医学的に劣らない”という仮説を証明しうる非常に大きな示唆を得ました（論文投稿準備中）。

同2019年5月には、テレメディーズとオムロンヘルスケア株式会社との3社連携で、オンラインで患者と医師をつなぐ、高血圧治療の支援に特化した新たなサービスを開始してまいりました。（※4）

今回、当方針の発表に向けて、テレメディーズとポートは高血圧診療を中心に初診から始めることができるオンライン診療環境の提供準備を完了しております。日本全体の高血圧者は未受診の方も含め4000万人以上いると言われております。特に新型コロナウイルスにおいては慢性疾患など持病をもつ方の重症率が高いと認識されており、そのような方が直接病院に出向いて通院せずにオンラインで高血圧の診療を受け続けられる体制の整備が感染拡大防止に向けて必要であると考えました。

ユーザーは専用アプリ（テレメディーズBP※5※6）をダウンロードし、会員登録します。アプリを通じて提携医療機関からオンラインで高血圧を中心とした診療を受けることが可能です。また、当アプリを使用して継続的にオンラインでの高血圧治療を受けることができます。

テレメディーズBPの詳細については下のホームページをご確認ください